前回、お店を持ちたい方へ気づいていただきたいことを書きました。
そして今回、
店舗を借りる際
自分の事業にはどれぐらいの家賃の物件を探せば良いのか?
その目安となる、売上と経費の中身を確認していきたいと思います。
初めに売上の中身について
見ていきましょう
引用:中小機構
売り上げから売上原価を引いて利益が出て
と思った方ちょっと待ってください
今回は少し違った見方をご紹介します
事業を行う時には
およそ材料費や加工仕入れ代金などが掛かります
他に家賃宣伝広告費
人件費などの費用がかかります
材料費や修理代金等は売り上げが上がれば
売り上げに比例して増えます
反対に売り上げが下がったらこの代金は減ります
これに対して図を見てもお分かりかと思いますが
家賃や人件費などは売り上げが上がっても
下がってもこちらの費用は一定額かかります
そのためこの仕入れ代金材料費など
売り上げに比例して
増減する費用を変動費といいます
その一方で売り上げにかかわらず
毎月一定額発生する費用を
固定費といいます
そして売り上げから変動人
固定費を引いた差額が利益です
もし売り上げが下がって
固定費と変動費の合計を
下回るようなことになった場合は
当然赤字となります
また変動費は
売り上げに比例してかかるものですから
売り上げがある限り
変動費がゼロになることはないので
この変動費もしっかりと
管理しておかなければなりません
固定費と変動費を
いつも頭に入れておかなければいけないのです
ところで固定費と変動費を賄えるだけの
売り上げが上がれば問題ないのでしょうか?というと
そうではないところが
経営の難しいところなんです
商品を仕入れて販売しても
製造して販売しても同じように
売り上げが伸びれば
仕入れ代金や材料費
などの費用が増えていきます
売り上げの入金と代金の支払いには
時間的なずれがあり
通常支払い代金の方が
売り上げ期の開始より早いことが多いため
運転資金に余裕もってことも必要になってきます
売り上げが伸びる時は現金が不足しないよう
資金繰り管理が大変重要となってきます
そういうことも考えて
固定費の支払いに回せる資金を前もって
確保しておく必要があるんですね